絶対音感というのは大体小さなころからピアノを習っている人に多いが、これは楽器(ピアノ等)がいつも決まった場所を弾くと決まった音が出るのでそれをドレミで覚えてしまっているのです。
逆に言うと西洋音楽の1オクターブを12個に分けた音を自分の意思と関係なく聞こえてきた音(雑音含む)に割り当て、何かしらの音名をあてはめてしまうのです。
西洋音楽をやったり、作曲・編曲したり、採譜したりする上ではとても役立つのは間違いのです。
ただこの絶対音感。自分の中でかなり訓練しないと逆に音楽にとってマイナスに働く場面もあるようなのです。
たとえば、ギターにはクォーターチョーキングという4分の1音音程を高くする奏法があり、ブルースなどではよくつかわれます。
この4分の1音を聞いたときグッと何か心に来るものがあるのですが、絶対音感を中途半端に身につけた人はこの音が気持ち悪いようです。
というのも12音名のどれにも振り分けられないから自分では受け入れられない(外れた音に聞こえる)のだそうです。
これって一般の人と感覚がずれているってことで大衆向けではありませんよね?
その他にもピアノの12個の音名では演奏できないような民族音楽などを学ぶ時にも克服が困難な人が多いようです。
絶対音感を身につけても12音階以外にも対応(受け入れ)できる感覚まで訓練しないと広い意味での音楽的ではないのです。
相対音感はある意味音が的(一般大衆が持っている感覚)ではあるのですが、音楽をやる上では感覚をかなりのレベルまで鍛えなければなりません。
例えば音楽を聴くだけでコード進行が何度進行しているとか・・・。キーに対して何度の音が流れているとか・・・。9thのテンションコードかb9thのテンションコードなのか・・・。などなど。
いずれの音感にしても音楽をする上で役立てるには日ごろのトレーニングがかかせないのはお分かり頂けると思います。
どちらの音感だからどうってのは無いってことです。
ただ、大きくなってから相対音感の人が絶対音感を身につけようと考えているのであれば、相対音感を鍛え上げる方向性に変更したほうがよっぽどいいはずです。